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久し振りの更新です。

先日遠賀郡にある古民家のリフォーム現場に行きました。会員の藤田材木店が手がける物件です。

築120年の堂々たる民家で、遠賀川の川沿いにあります。

この頃の構造材はとにかく太いのが特徴で、これは遠賀に限った話ではなく日本全国共通です。

梁せいは太いもので600mm、柱は200mmを超えています。

現代住宅では太い松を入手するのは難しいので杉材は細く、梁は太いもので360mm、柱は120mmがいいとこです。

というより集成材などの細い材が多く使われています。

細い材料を効率的に使うのはよいことではないか。どこに問題があるのか?

地震も無く、台風もない温暖な地域ではこれでよいのですが、わが国のように特に大きな地震が予想される地域では

大変問題があります。

熊本大地震では現代住宅も倒壊していますが古民家も多く倒壊しています。老朽化や施工不良であればどんな材料を使っても

壊れます。

太い材料が入手できないなら細い材料を使って、しかも強い建物を造るというのが技術ですし知恵です。

現代住宅はこのことを目指して筋交いやツーバイフォーのような壁構造で地震に耐えます。

老朽化や施工不良は別としてこの現代住宅は理屈では阪神大震災並みの地震では壊れません。

しかし地震の揺れ方は様々ですし、震度も7を超えないという保証はありません。
荷重変位曲線
この荷重変位曲線は5年前の実験データです。

M-1~M-3は杉無垢材120X120mm角を単純曲げした時のデータです。

荷重が14~18KN付近で突然破壊します。すごい音がします。

このデータで言いたいのは木材は曲げ荷重を受けるとこのように脆性破壊するということです。これは引張りでも圧縮でも同様の傾向を示します。

すなわち壊れるときは一気に壊れるということで材料の太さには関係ありません。

有る程度まで強いが脆いのが筋交いやツーバイフォーの特徴です。

これは人間が住む建物にとっては非常に問題です。

突然建物の下敷きになる可能性があるからです。

それではどうすればよいのか?

次回の報告でその対策を延べることにします。
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